「蟹工船」 再び映画に

大正時代に執筆された、小林多喜二の「蟹工船」。
搾取され続ける労働者の実態を辛辣に描いたこの小説が
現代の労働者の間で高い人気を博していることは
皆さんもご存知のことかと思われます。

1953年に「日本のいちばん長い日」の山村聡監督・主演によって
映画化された本作ですが、この「蟹工船ブーム」の影響を受け、
再映画化されるとのことです。




http://cinematoday.jp/page/N0016511(シネマトゥディ)


監督には「幸福の鐘」で、現代を生きる人々の姿を
寓話的に捉え、希望溢れる結末へと導いたSABU監督。

主演には松田優作の長男で、大島渚監督の「ご法度」などにも
出演した松田龍平さんだそうです。


今回の再映画化は確かに「ブームに便乗した。」という側面もあります。
しかし、何故50年以上の歳月を経てこの作品が再びスクリーンで上映されるのか?ということ自体が既に重要なことなのではないか、と思います。

スタッフの皆さんには是非とも頑張って頂きたいところですね。