〜奈労連よりお知らせ〜

映画「ドレイ工場」 講演と映画の集い
 年末から新年にかけて、深刻な雇用問題が起こっています。しかし、一方でJMIUいすゞ自動車支部の結成に見られるように、このまま黙っているわけにはいかないという労働者が決起し、期間工の使い捨てを許すなと会社に申し入れをしました。いよいよ09春闘が始まります。今度の春闘は国のあり方を問い直す春闘であり、国民との共同で総決起をするたたかいの場です。この日にみんなで参加し、団結の力を見せましょう。

日時:2009年1月17日 13時受付 13時30分開始
場所:ならまちセンター 市民ホール
参加協力費:1人300円
講演:JMIU(全日本金属情報機器労働組合)副委員長 山本 善五郎
   映画「ドレイ工場」上映 14時30分から
夜は09春闘旗開きを開催します。会場は猿沢荘。
映画「ドレイ工場」―あらすじ
 マンモス都市東京のはずれ、江戸川べりに建つ大工場、関東鉄工―ドレイ工場と労働者は呼んだ―に働く労働者たち。主人公の谷山は、竹を割ったような性格、彼は同郷の林を引き連れ、工場裏の土手に集まるアベックを脅しまわっていた。
 ある日、会社の新体制運動でなれないクレーンの運転にまわされた林が、谷山の眼前で墜死した。谷山は怒り狂った。林には、光子という姉がいた。悲嘆にくれる光子への谷山の同情は、いつしか愛情へと変わっていった。
 工場には組合がなかったが、低賃金と劣悪な労働条件の中で、いま、組合づくりがひそかにすすめられていた。この空気を察知した会社は、対抗策として第二組合を用意していった。大村は、鍛えられた頼もしい金属労働者だし、田口は、大学出の良心的な男で査定の仕事をしていた。
 塚本は、目先が利き、弁舌さわやかだった。彼の主張が支持され、林の死を契機として組合が公然化した。だが、この塚本こそ会社側のスパイだった。誕生したばかりの組合を待ち受けていたものは、会社の「首切り」であり、暴力団のテロであり、警察隊の弾圧であった。
 しかし、相次ぐ弾圧は、彼等を鍛え、行商に、オルグにと闘いは前進した。一方、第二組合でも合理化への不満は増大していった・・・。